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プノンペン近郊補習教室事業
首都プノンペンに住んでいる、都市貧困層の子ども向けに基礎教育を提供する事業です。
プノンペンはGDP成長率7%で経済成長を遂げている一方、中心部から少し離れたところ、大きな通りからは目につかない路地裏で貧困生活を強いられている人々がいます。
事業ミッションは、公立学校を中退した子どもを公立学校に戻すこと、中退しそうな子どもをフォローすることです。そしてより多くの子どもに大学まで進学してもらいたいと思っています。
一様に大学進学を目指すのではなく、子どもたちには早い段階で好きなことを見つけてもらい、それを極めるような人生を送ってもらうのが本来目指す姿かもしれません。しかし、そのような一人ひとりの個性に合わせた教育を貧困層の子どもに提供することは非常に難しいです。 まずは、大学まで進学して最低限の生活が保障された後に、その時の国の開発状況も踏まえて、可能であれば自分の本当にやりたいことを探す、というルートが現在のカンボジアでは、貧困層の子どもたちが人生を変えるには現実的な手段だと考えます。
貧困層の子どもたちはお金がありません。お金がないことに起因する2つの問題が、子どもの中退につながっていると考えています。 1つ目は、公立学校の補習を受けられないこと。2つ目は、仕事や家事を手伝わなければならず時間がないこと。
一定以上の収入がある家庭の子どもは、公立学校の教師にお金を払って補習を受けています。例えば、午前が通常授業、午後は有料の補習授業となっています。実質、この補習を受けなければ公立学校でついていくことは難しいです。
貧困家庭の子どもたちの家庭は当然お金がないため、仕事や家事を手伝って親を助けなければなりません。結果、ミドル層以上の子どもに比べて勉強に費やす時間がありません。
したがって、この事業では、「無料」かつ「短時間」の補習授業を、貧困コミュニティ内に教室を作って提供します。 「短時間」を達成するためには、「高効率」でなければなりません。 そのために大切なことは、彼らの学習レベルに合った内容をわかりやすい教え方で教えることです。 そのために、当事業では動画やコンテンツをフル活用します。 現在コンテンツ作成は、別プロジェクト「カーンアカデミー クメール語化プロジェクト」として制作を進めています。 詳しくはそちらをご覧下さい。
中期的に英数国(クメール語)を網羅したいと考えていますが、まずは小学校の算数からスタートします。 現在、中心地から30kmの貧困地域、また中心部の他NGOが運営しているコミュニティースクールなどで、補習教室を提供する方向で検討を進めています。

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